南礪市(富山) 高清水山(1145m)、高落場山(1122m) 2021年5月7日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 4:38 駐車場−−5:50 高清水山−−7:10 高落場山−−7:57 駐車場

場所富山県南礪市
年月日2021年5月7日 日帰り
天候
山行種類一般登山
交通手段マイカー
駐車場ハンググライダー発進場所駐車場を利用
登山道の有無あり
籔の有無登山道を歩けば藪無し
危険個所の有無無し
山頂の展望高清水山:砺波平野方面に展望あり
高落場山:砺波平野方面と東〜南に展望あり
GPSトラックログ
(GPX形式)
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コメントつくばね森林公園経由で高清水山〜高落場山間を越える林道に入り、ハンググライダー発進場所駐車場から往復。残雪のためマイカーはここまで。高清水山〜高落場山は道宗道と呼ばれる古道が通っていて藪の心配はなし。地図を準備していなかったので私が歩いたルートはいろいろと妙なところあり




ハンググライダー発進場所駐車場 駐車場から先に林道が続く
でも最初のカーブで残雪により車両通行不能 場所によっては盛大に雪が残る
谷を挟んだ対岸に高清水山 大滝山ブナ原生林入口
高落場山登山口。帰りはここへ入る 1020m鞍部の標識
1020m鞍部で左の林道に入る 現役の林道らしい
高清水山登山口の標識で林道を離れて登山道へ ショウジョウバカマ
1060m肩から見た南の展望
1060m肩から見た白山と北部
1060m肩から見た野谷荘司山〜笈ヶ岳
1060m肩から見た北アルプス
イワウチワ 1130m峰。「お月様の頭」の標識あり
1130m峰から見た富山平野 高清水山
残雪帯で道を失う。ここで右に進むのが正解だった 藪を抜けて登山道に復帰
1140m峰。高清水山の標識あり 1140m峰から見た富山平野
タムシバの蕾 スミレの仲間
スミレの仲間 オオカメノキ
タムシバ 林道に戻る
1020m鞍部の林道へ 高落場山登山口
ブナ林が続く 藪椿?
「ブナコブ君」との標識あり こちらは「兜ブナ」
高落場山山頂 高落場山から見た富山平野
高落場山から見た南東方向 高落場山から見た白山。かろうじて見える
高落場山から見た白木峰、金剛堂山
帰りは大滝山ブナ原生林へ。往路の林道で入口を見た 良好な道だが地図が無く進行方向に不安が
顕著な尾根に乗ったところで右に鋭角に曲がる細い道へ 尾根上を下る道。こちらが正解だったが地図が無いので仕方ない
1080.7m峰向けて登っていくがUターンしている 林道から離れていそうなので藪の斜面を下ることに
灌木藪が深いが下りなのでまだいい 林道直上
林道に出た 雪で車が入れないカーブに高落場山登山口の標識発見
駐車場到着


・旧城端近くの山で、10年位前に登った八乙女山〜赤祖父山の道宗道の続きの山。事前に地形図の準備をしていなかったが林道が山頂付近まで通っていて道宗道(登山道)もあるので、地形図が無くても簡単に登れるだろうと足を向けた。ただし林道には雪が残って車が途中から入れない事態は十分に予想できたが、おそらく縄ヶ池くらいまでは入れるだろう。

・城端市街地を抜けて国道304号線から縄ヶ池の案内標識に従って左へ鋭角に曲がり、舗装された林道を延々と進む。どうやら雪解け後に路面整備を行ったようで、枯れ枝や道を塞ぐように寝た木は皆無。すれ違う車が何台か登場し、道路事情は問題ないらしい。

・つくばね山へと分岐する道路入口には広い駐車場が登場。ここは帰りがけに立ち寄ることにして先に進む。縄ヶ池入口には車止めのチェーンがかかっていたが、高清水山、高落場山方面に続く林道には車止めは無い。どんどん高度を上げて明らかに除雪した形跡も登場、これなら予想以上に奥までは入れそうだ。最終的には標高990mのカーブまで車で進入可能で、このカーブより先には残雪があって今の時期は車では無理であった。カーブ手前にハンググライダー発進場所駐車場がありそこに駐車した。林道が除雪されているのはこれが理由であろう。

・出発前に車に積みっぱなしの古いノートPCを起動してこの周辺の地形図を表示させてデジカメで撮影。もしもの時にはこの画像を地図代わりに使おう。歩き出してしばらくは林道歩き。残雪があるので確定ではないが、どうやらこの林道にはゲートは無いようで無雪期ならマイカーで入れそうだった。途中で「大滝山ブナ原生林」の看板が登場し、やや細いが道が奥へと続いていた。地形図には大滝山と言う山は出ていないのでどこを示すのか不明。そのすぐ先に高落場山登山口が登場。往路ではまず高清水山に登る予定なのでここは見送って先に進む。

・1040m峰を掠めて下り始めると1020m小鞍部が登場。ここには道宗道を示す石の標識が設置されており、この標識の反対側に林道が分岐、高清水山はそちらの林道へ入る。この林道にもゲート、車止めは見当たらず、無雪期は車で入れるようだ。ただし路面状況を見る限りではあまり車が入っているような感じではないが。

・緩やかな林道を進んで右手に高清水山登山口の案内標識が現れて、林道を離れて右の登山道へ入る。登山道の状態は良好でよく手入れされ、体に触れる藪は皆無だ。登山口からすぐの1060m肩で樹林が開けて展望が得られ、白木峰〜金剛堂山、北アルプスなどが見えた。もう少し先に進むと白山が見える場所もあった。

・最初の顕著なピークである1130m峰には「お月様の頭」の標識あり。このピークの下りで大きな残雪帯が登場し夏道が埋もれていたが、常識的に直進だろうとまっすぐ下ったら雪が消えた先に道が無い。周囲を見ると右手が高いのでそちらへ。幸いにして藪はそれほど濃くなかったので簡単に登山道に戻ることができた。帰りに登山道を戻ったところ、あの残雪帯に入ってすぐに右に直角に曲がるのが正解だった。

・登り切ったピークには根元から幹が分裂した特徴的なブナが登場し、高清水山の山頂標識が登場。今回は地形図を持っていないのでここが山頂だとこの標識で判断したが、帰宅後にGPSの軌跡を確認したら地形図上の高清水山山頂である1145m峰手前の1140m峰であった。地形図上の山頂を踏まなかったのは残念だが、地元で山頂としているならまあいいか。ここは富山平野方面のみ展望が開けていた。

・次は高落場山。往路を戻って林道脇の登山口から登山道へ入る。ここも道宗道の続きであり道の状態は良好。1080m峰を越えて下りの途中で往路で見た「大滝山ブナ原生林」の看板が登場して道が分岐。こちらでも林道に出られるはずなので帰りはこちらを通ってみるか。もしかしたら1080m峰を巻いて林道に出られるかもしれない。

・なだらかな尾根を進むと大きなコブを持つブナが登場。根元には「ブナコブ君」との標識あり。ネーミングのセンスがイマイチだなぁ。その先には根元から枝分かれしたブナが登場。こちらは「兜ブナ」との標識あり。

・兜ブナを過ぎると高落場山への本格的な登りが始まるが標高差は約100mなので15分程度。立派なブナ林が山頂まで続く。

・高落場山は樹林が大きく開けて展望がいい場所。富山平野方面、薬師岳〜白木峰〜金剛堂山、そして白山が見えた。

・帰りは途中から大滝山ブナ原生林へと進路変更。目論見通り1070m峰を巻いて進んでいくが右手にあるはずの林道方向に一向に向かわず直線的に斜面を巻いている。これでは予想と違って林道に乗り移れそうになくルート変更が必要だ。斜面トラバースが終わって道が太い尾根に乗ったところで鋭角に右に曲がって尾根を登り返す踏跡程度の道が分岐していたのでそちらに入る。この分岐には案内標識は無かった。踏跡は尾根上を上がっていくが左手下にあるはずの林道と並走する形で駐車場とは逆方向に向かっている。ここで道を利用するのは諦めて藪の斜面を下ることに。現在位置が分からないがこの下のどこかに林道があるのは確実なので、適当に下っても必ず林道に出るはずだ。

・雪深い地域で標高1000mを越えるので道が無い場所は灌木藪が濃いが、雪の重みで幹や枝は下向きに寝ているので下りは比較的楽である。雪が残っていればもっと楽なのだが残念ながら雪は皆無。雪が見えたのは林道の路面であった。

・林道を駐車場へと戻ると残雪で車が入れないカーブに高落場山登山口の標識があるではないか! 往路では気付かなかった。帰宅後にGPSの軌跡を見たらブナ原生林への道をそのまま道なりに進めばここに出られたのだった。わざわざ藪漕ぎしてショートカットしたのは無駄な行為だった。これも地形図を持たずに歩いたのが大きな要因だ。地形図にはこの道がしっかりと記載されていた。

・無人の駐車場に到着。すぐに次のつくばね山に登るので着替えはせずに長靴のまま車に乗り込んだ。

 

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